はじめに
第2章では、FXを始めるまでの流れをステップごとに解説しました。
実際に取引を始める段階になると、次にぶつかるのがこの疑問です。
「どの通貨を売買すればいいの?」
「通貨ペアってなに?」
この章では、通貨ペアの基本的な仕組みと、初心者が扱いやすいおすすめの通貨ペアについて、やさしく解説します。
① 通貨ペアとは?
FXでは、必ず**「通貨を2つ組み合わせて」**取引をします。
この組み合わせのことを「通貨ペア」と呼びます。
たとえば、
- USD/JPY → 米ドル/日本円
- EUR/USD → ユーロ/米ドル
- GBP/JPY → 英ポンド/日本円
というように、2つの国の通貨をセットで見るのが基本です。
なぜペアで取引するの?
FXは「Aという通貨がBという通貨に対して強いか弱いか」を取引する市場だからです。
つまり、「円がドルに対して上がるか・下がるか」を予測して売買を行うのです。
② 表示の見方を覚えよう
通貨ペアの表示には「左側」と「右側」があります。
- USD/JPY(ドル円)の場合
→ 左が「基軸通貨(買う通貨)」、右が「決済通貨(売る通貨)」です。
たとえば:
- USD/JPY = 150.00 というレートの場合
→「1ドルを買うのに150円必要」という意味です。
この状態でドルを買って、後に150円 → 151円になったときに売れば、利益が出ます。
③ 通貨ペアには「特徴」がある!
通貨ペアには、それぞれ**性格(ボラティリティや安定性)**があります。
【主要な通貨ペアの種類】
| 通貨ペア | 特徴 |
|---|---|
| USD/JPY(ドル円) | 日本人トレーダーに最も人気。安定性が高い。値動きはやや穏やか。 |
| EUR/USD(ユーロドル) | 世界で一番取引量が多い。情報も多く、スプレッドが狭い。 |
| GBP/JPY(ポンド円) | 値動きが大きく、上級者向け。短時間で大きな利益も損失も出やすい。 |
| AUD/JPY(豪ドル円) | 資源国通貨。日本人に人気。スワップ(金利差)狙いでも使われる。 |
④ 初心者におすすめの通貨ペアは?
初心者の方には、値動きが読みやすくて安定しているペアをおすすめします。
おすすめはこの3つ!
- USD/JPY(ドル円)
→ 情報が多く、日本人にとって身近。動きも素直。 - EUR/USD(ユーロドル)
→ 世界で一番取引量が多く、スプレッドも狭くて低コスト。 - AUD/JPY(豪ドル円)
→ 値動きは比較的穏やかで、スワップポイントも狙える。
⑤ ボラティリティってなに?
FXでは、「値動きの大きさ」のことを**ボラティリティ(Volatility)**と呼びます。
ボラティリティが高いとどうなる?
- 利益も損失も出やすい
- スキャルピングやデイトレ向け
- でも初心者には難易度が高い
💡最初のうちは、ボラティリティが低めで、動きが緩やかな通貨ペアを選びましょう。
⑥ 通貨のクセを理解することが大事
通貨ペアごとに、「動く時間帯」や「反応しやすい経済指標」があります。
たとえば:
- ドル円(USD/JPY) → 日本とアメリカの市場が開いている時間(午前9時〜深夜2時)が活発
- ユーロドル(EUR/USD) → 欧州勢が参加する時間(夕方〜深夜)が活発
時間帯ごとの値動きの傾向を知っておくと、ムダなエントリーを避けることができます。
⑦ 通貨の相関性も意識しよう
ある通貨ペアが動くと、別の通貨ペアも連動して動くことがあります。
これを「相関関係」といいます。
例:
- ユーロドルとポンドドル → 同じ方向に動きやすい(正の相関)
- ドル円とユーロドル → 逆に動きやすい(負の相関)
この関係を知っておくと、複数通貨の動きを読む手がかりになります。
まとめ
- 通貨ペアとは、「2つの通貨をセットで取引する」こと
- 表示は「左:買う通貨/右:売る通貨」で見る
- 初心者は「ドル円」や「ユーロドル」など、安定した通貨から始めよう
- 通貨の特徴・動く時間・相関性も少しずつ覚えていこう
次章予告:FXチャートの見方・基本編(ローソク足とは?)
第4章では、いよいよチャートの見方について解説します。
ローソク足とは?チャートパターンって何?といった**“トレーダーの目”を養う第一歩**です。
そして次回からは難易度が上がりますので、図を用いての解説です!
「数字だけじゃなく、チャートで相場を感じられるようになりたい」方は必見です!

