第5章:移動平均線を使いこなそう!〜テクニカル分析の第一歩〜

はじめに

チャートの見方に慣れてきたら、次に学ぶべきは「テクニカル分析」です。
テクニカル分析とは、チャート上の動きやパターンから、将来の値動きを予測する方法のこと。

中でも最初に覚えるべきであり、プロトレーダーも常に使っているのが…

移動平均線(いどうへいきんせん)

この章では、移動平均線とは何か?どう使えばいいのか?
初心者でも今日から使えるように、やさしく解説します。


① 移動平均線ってなに?

移動平均線とは、一定期間の価格の平均値を線でつないだものです。

たとえば、

  • 「5日間の平均価格」をずっとつないでいけば「5日移動平均線」になります。
  • 「25日間」なら「25日移動平均線」ですね。

これにより、「価格が平均より高いのか、低いのか」が一目でわかるようになります。

② なぜ使われているの?

移動平均線を使うと、

  • 相場の流れ(トレンド)が視覚的にわかる
  • 売りか買いかを判断しやすくなる
  • エントリーポイントや利確・損切りポイントの目安が見つけやすい

といったメリットがあります。

初心者にもプロにも必須のツールといっても過言ではありません。

③ よく使われる期間(MAの種類)

移動平均線は「何日分の平均を使うか」で特徴が変わります。

期間よく使われる場面特徴
20MA短期トレード値動きに敏感、騙しも多い
50MA中期分析基本の目安としてよく使われる
200MA長期分析大きな流れ(トレンド)を見る時に有効

まずは「20MA」「50MA」「200MA」の3本をチャートに出してみましょう。

④ 実際にどう使うの?

ここでは基本的な3つの使い方をご紹介します。

1. トレンドの方向をつかむ

移動平均線が右肩上がり → 上昇トレンド
移動平均線が右肩下がり → 下降トレンド

📌 チャートが移動平均線の上にある → 買いが優勢
📌 チャートが線の下にある → 売りが優勢

2. ゴールデンクロス・デッドクロス

これは超有名なシグナルです。

  • ゴールデンクロス
     → 短期線(例:5MA)が中期線(例:25MA)を下から上に突き抜けた
     → 買いシグナルとされる

  • デッドクロス
     → 短期線が中期線を上から下に抜けた
     → 売りシグナルとされる

初心者でもすぐに使える判断方法です。

3. サポート・レジスタンスとして機能する

移動平均線は「価格が反発しやすいライン」としても機能します。

主に200MAを用いることが多いです。

  • 上昇中:価格が移動平均線まで下がると、また上がる(サポート)
  • 下降中:価格が線にぶつかって下がる(レジスタンス)

この性質を利用して「押し目買い」「戻り売り」の判断に使うことができます。

⑤ 注意点・落とし穴

初心者がやりがちなのが「移動平均線だけで売買する」ことです。
たとえば、ゴールデンクロスが出たからといって、必ず上がるとは限りません。

特に相場が横ばいのときは「ダマシ」が多くなりやすいです。


なので、移動平均線はあくまで「補助的なツール」として使いましょう。


まとめ

  • 移動平均線は、過去の価格の平均を線にしたもの
  • トレンドの方向を視覚的に確認できる
  • ゴールデンクロス=買いシグナル、デッドクロス=売りシグナル
  • サポート・レジスタンスの目安にもなる
  • ただし、移動平均線だけに頼るのはNG!

次章予告:押し目買い・戻り売りとは?〜プロがよく使うタイミング戦略〜

第6章では、今回出てきた「押し目買い」や「戻り売り」といったプロトレーダーが実際に使っているエントリー手法について解説していきます。

「いつ買えばいいかわからない…」「高値づかみが怖い…」という方に必見の内容です!

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