はじめに
チャートの見方に慣れてきたら、次に学ぶべきは「テクニカル分析」です。
テクニカル分析とは、チャート上の動きやパターンから、将来の値動きを予測する方法のこと。
中でも最初に覚えるべきであり、プロトレーダーも常に使っているのが…
移動平均線(いどうへいきんせん)
この章では、移動平均線とは何か?どう使えばいいのか?
初心者でも今日から使えるように、やさしく解説します。
① 移動平均線ってなに?
移動平均線とは、一定期間の価格の平均値を線でつないだものです。
たとえば、
- 「5日間の平均価格」をずっとつないでいけば「5日移動平均線」になります。
- 「25日間」なら「25日移動平均線」ですね。
これにより、「価格が平均より高いのか、低いのか」が一目でわかるようになります。
② なぜ使われているの?
移動平均線を使うと、
- 相場の流れ(トレンド)が視覚的にわかる
- 売りか買いかを判断しやすくなる
- エントリーポイントや利確・損切りポイントの目安が見つけやすい
といったメリットがあります。
初心者にもプロにも必須のツールといっても過言ではありません。
③ よく使われる期間(MAの種類)
移動平均線は「何日分の平均を使うか」で特徴が変わります。
| 期間 | よく使われる場面 | 特徴 |
|---|---|---|
| 20MA | 短期トレード | 値動きに敏感、騙しも多い |
| 50MA | 中期分析 | 基本の目安としてよく使われる |
| 200MA | 長期分析 | 大きな流れ(トレンド)を見る時に有効 |
まずは「20MA」「50MA」「200MA」の3本をチャートに出してみましょう。

④ 実際にどう使うの?
ここでは基本的な3つの使い方をご紹介します。
1. トレンドの方向をつかむ
移動平均線が右肩上がり → 上昇トレンド
移動平均線が右肩下がり → 下降トレンド


📌 チャートが移動平均線の上にある → 買いが優勢
📌 チャートが線の下にある → 売りが優勢
2. ゴールデンクロス・デッドクロス
これは超有名なシグナルです。
- ゴールデンクロス
→ 短期線(例:5MA)が中期線(例:25MA)を下から上に突き抜けた
→ 買いシグナルとされる

- デッドクロス
→ 短期線が中期線を上から下に抜けた
→ 売りシグナルとされる

初心者でもすぐに使える判断方法です。
3. サポート・レジスタンスとして機能する
移動平均線は「価格が反発しやすいライン」としても機能します。
主に200MAを用いることが多いです。
- 上昇中:価格が移動平均線まで下がると、また上がる(サポート)
- 下降中:価格が線にぶつかって下がる(レジスタンス)


この性質を利用して「押し目買い」「戻り売り」の判断に使うことができます。
⑤ 注意点・落とし穴
初心者がやりがちなのが「移動平均線だけで売買する」ことです。
たとえば、ゴールデンクロスが出たからといって、必ず上がるとは限りません。
特に相場が横ばいのときは「ダマシ」が多くなりやすいです。

なので、移動平均線はあくまで「補助的なツール」として使いましょう。
まとめ
- 移動平均線は、過去の価格の平均を線にしたもの
- トレンドの方向を視覚的に確認できる
- ゴールデンクロス=買いシグナル、デッドクロス=売りシグナル
- サポート・レジスタンスの目安にもなる
- ただし、移動平均線だけに頼るのはNG!
次章予告:押し目買い・戻り売りとは?〜プロがよく使うタイミング戦略〜
第6章では、今回出てきた「押し目買い」や「戻り売り」といったプロトレーダーが実際に使っているエントリー手法について解説していきます。
「いつ買えばいいかわからない…」「高値づかみが怖い…」という方に必見の内容です!

